みなさん、おはようございます。斎藤です。
昨晩のライブをご覧いただいた方、大変ありがとうございました。応援感謝です。
このブログはライブをご覧になった前提で書いていきますので、演出内容などについても触れています。つまりネタバレがたくさんありますので、アーカイブでライブをこれから観る予定の方は、おそらくライブをご覧になってから読んでいただいた方が良いかな。。と思います。
よろしくお願いします。

ライブは、茅原実里さん、バンド、スタッフ、お客さん、全員が全力を出して臨んだことは間違いなく、それが音や映像からにじみ出ていたと思います。
良いチームであることもまた、間違いなく、開催されれば全力の結晶がそこに表現されるのもこれも間違いないものです。
今回はなによりも「開催した」ということが、何よりもまずは大きなことだと思いました。ランティスレーベルの鈴木めぐみプロデューサーの絶え間ない努力によるところが大きいのは側で観ててとても良く理解出来ました。それは物理的にも精神的にも。それはMCで茅原実里さんも語っていた通りだと思います。
開催を決意して実行に導いたことに対して最大級の感謝と賛辞の心を持ちたいと思いました。プロデューサーとはかくあるべきと思ったのでした。

さて。
ライブ後に「演出が素晴らしい」「誰が考えたのか」という連絡が、自宅でライブを観ていたレーベルスタッフから現場のレーベルスタッフに連絡があったそうです。
茅原実里さんのライブはもはや誰か1名が単独で考えるということではなくて、色々な人の知恵と工夫の集合体になっています。色々な人が考えるとバラバラした統一感の無いものになることもありますが、今回のライブは冒頭の映像から最後の三本締めまで含めて、素敵な統一感だったと思います。それには理由があって、それこそがこの河口湖ステラシアターライブの強いところなのです。
関わる全員の「ベクトル」が一緒だということです。茅原実里さんを支えたいというシンプルな気持ちからスタートして、そこから良い連鎖が生まれていきます。そこに「河口湖」という場所、「そこに住んでいる方々の暖かさ」などの要素が加わっていきます。12年という時間をかけて、関わる全員の気持ちのシンクロ率がどんどん高まって行っています。そうすると、何か選択肢が出てきた時に、誰がそれを選んでも(このライブにとっての)正しい答えになっていきます。

気が付くとある年代から、河口湖という土地との連携、というのが大きなテーマになっていきました。このライブ10年目の時に、それは加速したように思います。交流は少しずつ、でも強固に積み重ねられていきました。半沢直樹の大和田常務のように、施されたら施し返す。恩返しです。というのを正に地で行っている。施すという表現は大和田常務ならではの台詞ですが、優しくされたら優しく返したい、というシンプルな感情です。
お客さんもきっとそういう経験をこの土地でしたと思います。河口湖のお店の方々がとても優しくしてくれた。「茅原実里さんのファンなんでしょ!?歓迎よ!」みたいなことが。そんなこと言われたら嬉しいからまたお店に行くし、そのお店で多いに楽しみつつもマナーもしっかり守る。お店に迷惑かけてはならぬ。という感情がわく。お店としては、お店に来てくれて楽しんでくれて、そしてマナーも素敵なお客さんにはどんどんサービスしちゃう。
なんという良い連鎖なのでしょう。
みのりんを応援したい。土地の人たちとコミュニケーションしたい。そういう歴史を積み重ねるうち、だんだんと気が付いてくることがあります。河口湖という場所があって、そこで生きている人たちがいて、そういう人たちに影ながら支えられてこのライブは成立している。そして茅原実里という人が河口湖の人たちに対して、本人はおそらく自然に、有形無形の貢献をしている。「笑顔の連鎖」という歌があるけれど、まさにあれを自然に具現化している。
そういう連鎖が存在していることにゆっくりと気が付き始める。ある日突然ピンときて、だんだん分かる。そして、自分もその連鎖の輪にすでに加わっていて、かけがえのない存在になっていることを把握する。みのりん、そして河口湖にとって自分自身が必要な存在になっている。そんなことを痛烈に気持ち良く感じさせてくれるライブはそうそう無いので、虜になるのです。
それがこの河口湖ステラシアターライブ=茅原実里ライブ「SUMMER CHAMPION」の醍醐味であり感動なのだと思う。

このライブは関わった人たちの知恵と工夫の集合体。という表現をしましたが、それはお客さんも含めてです。ライブはオーディエンスと一緒に作るものだ。というのはエンタメの世界では誰しもが理解していることですが、ことこの河口湖ステラシアターライブにおいては、突出していると思います。オーディエンスという領域を飛び越えているのだと思います。前述した、お店に行く、みたいなことはお客さん1名1名の行動でしかなし得ないものです。我々スタッフだけでは街とのコミュニケーションはここまで成立していなかった。
無観客で行うライブにおいて、自分だったらどうしたいだろう。と考えていました。熱烈に信奉しているアーティストがいて、そのアーティストがピンチになっていたらどうしたいだろう。応援したいのは間違いないけれど、どうやって応援したら良いのだろう。チケットを買う、グッズを買う、そういう何かを「買う」というのは分かりやすい支援だし大事なことだからまずやる。その上で、もっと何か貢献したいという気持ちがわく。クラウドファウンディング的なものがあれば、分かりやすく貢献は出来るけれど、今回はそういう仕組みでは無い。このアーティストのことなら、新しく入ったスタッフさんよりもむしろ自分の方が分かっている部分もある、みたいなこともあると思う。河口湖の駅からステラシアターに向かうまでの道のりで抱くワクワク感情がどんなものかとか。物販を早朝に買い終わってから、旗振りリハまでの時間に何をするのが楽しいかとか。そういう些細な、でもとても楽しいことはスタッフは経験できていない。
そういう楽しいことの集合体が河口湖ステラシアターライブなのであれば、僕らスタッフが経験出来ていないことを経験して十分に知っているファンの方に協力してもらうのが良いと思ったのでした。
アーティストに色んなことがあって、相当な逆境であることはまず間違いなくて、でも前に進むという選択肢を提示してきたら、ファンとしては力になりたいという気持ちがあるはず。河口湖のことを知り尽くしている方々の知見が12年分ある。こんな力強くて強力なパートナー軍団は他に居ないだろうと思いました。
制作や演出のアイディアも欲しかったし、宣伝の協力も欲しかった。そしておそらく経済的に苦境に立たされているであろう河口湖の皆さんに何か少しでも貢献したい。となると、ファンの皆さんにスタッフになっていただくのが最適解でした。
サマチャン制作宣伝部の活動は、大成功だったと思います。本当に演出に組み込ませてもらった案もありましたし、宣伝的にも多大な影響があったと思います。こと宣伝で言えば、このライブは「永く」やっていくものなので、刹那的な数字よりも、1つ1つの気持ちの強さが大事なのです。2020年のライブのための宣伝ではりましたが、ここでの活動は2021年、2022年に繋がって行くものだと思います。
サマチャン制作宣伝部スタッフの皆さん、お疲れさまでした。本当にありがとうございます。エンドロールに「サマチャン制作宣伝部」をしっかりクレジットさせていただきました。なぜなら皆さんはすでにスタッフだからです。
さてさて。「サマチャン制作宣伝部」として活動してくださったスタッフ(ファン)の皆さんへの感謝もありますが、このライブを作るために努力してくださった現場のスタッフさんたちにも光を。

エンドロールの編集をする要堂のジャンボイ氏。OP映像、ED映像は彼が仕切って作ってくれました。ED映像はその日に撮影した素材もあったのでライブ本番中に編集。上記写真はまさにライブ本番中です。

舞台監督の三上さん。舞台監督というかもはや演出も兼ねています。D-Formationからの永いお付き合いになりました。ランティスレーベルでは色々なアーティストさんの舞台監督をされています。有名なロックフェスの舞台監督もたくさんしています。

照明のガマさん。12年皆勤賞の数少ないスタッフさんです。写真は撤収中。最初は先輩というか師匠的な方と一緒でしたが、今はガマさんがバッチリ仕切ってくださってます。
撤収中の一コマ。楽器、音響、照明、映像、あらゆるセクションが速攻で撤収していきます。いつもは2daysなので初日のあとは食事会して親睦を深めるのですが、今年はほぼ全スタッフが日帰りです。肉体的にかなりハードですが、プロは黙々と作業していきます。

ライブ制作を仕切ってくれているバンダイナムコライブクリエイティブの皆さん。

撮影クルーのみなさん。要堂さんの指揮下で素晴らしいカメラワークを展開してくれました。
映像スイッチャーさんの仕事っぷり。
多くのスタッフさんのプロ仕事でライブは成功しました。
ありがとうございます。
その他色々な現場写真。
サマチャン制作宣伝部 に投稿してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
ライブの感想を「#サマチャン制作宣伝部」に投稿してくださっている方々もたくさんいらっしゃいますので、最後に少しご紹介して終わりたいと思います。
#サマチャン制作宣伝部
賛成です。
9日までは何度も観られます。何度もぜひ。
素敵なブログありがとうございます。
来年、食べましょう。
街と共に。来年もよろしくお願いします。
余韻も含めてのライブですね。
リアルで出来るようになっても配信も並行すると良さそうですね。
歴史的な1日でした。
9日までぜひ。
使いましょう。僕も使いたいです。使うつもりです。
応援のし甲斐がある人ですよね。
大切な時間でした。
ありがとうございます。
終わった瞬間から来年の準備はスタートです。アイディアはメモしておいてください。そしてまたその時が来たらぜひ提供もよろしくお願いします。
「真夏の思いつき」こそがこのライブの根幹。
各セクションのスタッフもそう言ってもらえてきっと喜んでいます。
さて、8月9日までアーカイブで観られるので、サマチャン制作宣伝部としては9日まではプッシュしていきたいところですが、とりあえず本番は終わりました。次の茅原実里さんの動きは延期になったライブが控えているので、その動きをぜひ応援よろしくお願いします。
最近はTwitterはリツイートしかほぼしてこなかったですが、久々に積極的な活用をしてみました。皆さんの「#サマチャン制作宣伝部」の投稿を毎日毎日検索してワクワクさせてもらいました。関わるスタッフさんたちも同じく活力にさせてもらっていたとのことでした。本当にありがとうございます。イレギュラーなライブだったので、お客さんが応援してくれているという実感を得ながら準備出来たのは本当に心の支えでした。
ありがとうございます。

ではまた。

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